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引越しの現場(裏話)
責任者作業員は口が悪い
「邪魔・もてないなら持つなよ!!」」
引越し作業員の口から出る話題…
引越し屋は口が悪いです。これは部屋内(へやうち)で荷物をさばく人間ほど口が悪く、なおかつ、作業ができる(早くて的確な作業や指示ができる)人ほど、この傾向は強いようです(例外もいますが)。これは、引越し屋さんにヤンキーや不良、「ヤクザ崩れが多い」と言うことではありませんので、誤解しないで下さい。引越し屋は基本的に接客業ですから、お客様に対する最低限のマナーを備えていないと、「部屋内」というお客様と直に関わるポジションを任せることはできません。この口の悪さは身内作業員に飛び交います。
現場作業員の仕事は「いかに早く、荷物、家屋を傷つけずに現場を終わらせるか」という事を1番に考えています。「部屋内」のポジションをやる人間は「筆頭」と呼ばれ(業者によって呼び方は違うでしょうが)、荷物、現場をさばくキーマンになります。この筆頭の能力いかんで、現場のスピードが変わってくるのです。
たとえ、積みと筆頭以外が新人ばかりだとしても、有能な筆頭は現場を普通に終える事ができます。逆に筆頭の能力が欠けると、現場の中で新米作業員たちは何をして良いかわからず、うろうろしてるだけで、現場は終わらない…ということになるのです。
引越し作業は基本的にバケツリレーです。筆頭が梱包した物を2番手、3番手とまわしていきながら、トラックの積み手の所まで荷物を下ろしていきます。筆頭の統制が聞いた現場では、この物の流れがスムーズに回転し、確実かつ、スピーディに作業が進んでいきます。
しかし、現場作業中で、何してよいかわからずに迷える子羊のようにうろちょろしだすものです。そんなときに筆頭は群れをまとめる牧羊犬の如く「一括」を飛ばします。しかも、その迷った子羊がすぐに的確に動く一言を飛ばします。
それもってさっさと降りろや!
目障りだからあっちいけ!
もう帰っていいよ?とりあえず消えて。
などなど…
一般人の方には、「そこまで言わなくても…」と思われる方、ときに不快に感じる方もいるかもしれませんが、引越し屋ってこんなもんです。言葉の表面だけを取ると罵詈雑言かもしれませんが、現場を進めていく上で受け継がれてきた「言い回し」の引越し技術でもあるのです。
筆頭も、もちろん作業員のメンバーのレベルを見て、使う言葉を変えます。そして、2番手、3番手の作業員もこのような現場の流れを知っています。現場作業中はこんな口の悪い筆頭も作業員もトラックの中ではわきあいあいとしている物です♪
仕事のできる引越し屋は口が悪いです。それは現場をまわしていく技術があるからです。口の悪い引越し屋もお客様に対しては丁寧で心配りをした作業をします。最初は面食らうかもしれませんが、そんな口の悪い作業員が来たときは、黙ってプロの仕事を見守ってあげてください。間違っても筆頭にお説教など始めないように…(笑)。
ときどき、身内のみでなく、お客様に対してまで横柄な口を聞く引越し作業員もいるようです。そういう作業員は、まだまだ引越し技術的に「未熟者」というケースが多いです。この仕事も長くやっていく上で、お客のクレームを抱える恐れのあるような接客しかできないようでは、その作業員も業者自体も長続きはしないからです。
さらにその向こう側の作業員もいます。
同じ作業員はもちろんのこと、お客様に対しても応対が丁寧で親切に受け答えができる人です。
弊社の先生のお二人は(景山・木浦)
そんな向こう側の素晴らしい作業員です。
先生のお力添えがある限り
中村引越センターは全国レベルの接客対応力です!
ありがとうございます。
記・・・町 竜也